初級編

パラグラフの構造(基本その2)トピック・センテンス

対象者

パラグラフの外形はわかったけど……

「骨格だけでなく、くわしく構造を知りたいんですけど」

「上手に読むコツってあるんですか?」

そのようにお考えの、親愛なる読者のあなたです。

 

このページであなたに伝えたいこと

パラグラフの内部をくわしく知ると、すばやく、かつ正確に、パラグラフを読むことができます。

 

S塾長
S塾長
その前提として、一文一文(センテンス・レベル)の読み方も、別のページで、きちんとお話ししますからね。

 

さらに、「パラグラフの読み方」を学んだ後に、「エッセイの読み方」を習得すれば、エッセイ形式の英文、たとえば、センター試験の最後の長文問題(大問6)を読むスピードが上がり、正答率もアップします。

 

勅使河原くん
勅使河原くん
このサイトに初めて来られて、「パラグラフって何だろう?」と思われる方は、どうぞ下のページを先にごらんくださいね。

 

ジャンガリアンハムスター
パラグラフの構造(基本その1)「外形はハンバーガーです」 英語の「パラグラフ」とは 『ウィズダム英和辞典・第2版』(三省堂) パラグラ...

 

パラグラフを作る3つのパートの紹介

 

まず、「英語のパラグラフの構造(その1)」補足しながら振り返ります。

パラグラフは以下のようなハンバーガー構造をしていました。

(1) あるテーマについて、言いたいことをサクッと書く

  = 主題文

トピック・センテンス

 

(2) 次に、主題文を支えること(説明、理由、例など)を書く

  = 支持文

(サポーティング・センテンス)

 

(3) 最後に、①とは表現を変えて、主題文をくりかえす

  = 結論文

(コンクルーディング・センテンス)

パラグラフは原則として、上の (1) (2) (3) の 3つのパートから成り立っています。

論旨があまりにも明白な場合、(3) は省略されることがあります。

 

S塾長
S塾長
以上を抽象化して、パラグラフを図にすると以下のようになります。

(1)トピック・センテンス
(2)サポーティング・センテンス

サポーティング・センテンス

サポーティング・センテンス

(3)コンクルーディング・センテンス

      

今度は、パラグラフの骨格を、具体的な文章を用いて図にします。

前回と同じく、「キリンは首が長い」という文をトピック・センテンスにします。

(1)キリンは、首が長いんです
(2)そのため、高い場所にある木の実を食べられます。

そのため、足を折り曲げずに安全に水を飲めます。

そのため、遠くの外敵をいちはやく発見できます。

(3)キリンの首って、長いんですわ

 

チーズバーガー2

このように (1)(2)(3)3つのパートで構成されるのが、パラグラフです。これを別の表現で言い換えると、パラグラフは原則として、3層構造をしているということになります。

 

イグアナさん
「イグアナ」(ドリアン助川)― このチャーミングな詩を読むと、パラグラフ(あるいはエッセイ)の構造を思い出す「イグアナ」(ドリアン助川)という詩 イグアナ    ドリアン助川 イグアナはごっついで 何がご...

 

S塾長
S塾長
ここから先は、それぞれのパートについて、1つずつお話ししますよ。

 

御手洗くん
御手洗くん
この先まだ続きます。現在準備中です。

 

コーヒー